
After Dinner
1981年に神戸でHACO(作詞、作曲、ヴォーカル)により発足されたユニット。アフター・ディナーはHACOの歌を核としながら、ニュー・ウエイヴ、電子音楽、民族音楽、フィールド・ワークなど様々な要素が混ざりあう、独自の迷宮的音世界を構築していた。メンバー編成は、レコーディングやライヴに応じて自在に変化。
1982年、小森御幸(ギタ-、ドラム)、志村学(キーボード)、チャカ(ベース)の参加により、宇都宮泰のMUEスタジオにて、デビュー・シングル(EP)「AFTER DINNER / 夜明けのシンバル」(かげろうレコード)を制作し、ドイツ国営放送で永久保存盤となった。1983年、MUEプロデュースにて、小森、志村らの演奏に加え、管弦の導入、前田笛風、川口雅明、奥田亮の民族楽器を用いた即興や、HACOによるテープ構成作品など、アコースティックな音色と実験的なアナログ・テクノロジーが融合したファ-スト・アルバム(LP)「GLASS TUBE」(カンガン・レコード)を国内リリ-ス。瞬く間に、フレッド・フリス、クリス・カトラー、ロバート・ワイアットなど海外アーティストの支持を得る。また「美味なヴォイスと共に伝統とエレクトロニクスがうま...